アメリカでの運用・注意点

☆アメリカで運用できる範囲は、自局に指定されている電波の型式、周波数、空中線電力で、かつアメリカの Amateur Extra Class(最上級)の無線設備の操作範囲内です。

 たとえば第1級アマチュア無線技士の資格を持つ人であっても、その人が F3 50MHz、 10Wの指定しか受けていない場合は、この範囲でしか運用できません。

 7MHz帯の電話運用は、7.125MHz以上7.2MHzの範囲となります。ただし、グアムやサイパンなど、ITU第3地域内、およびアラスカやハワイ、プエルトリコなど特定の地域では、7.075MHzから7.100MHzまでの帯域でも電話の運用が許可されています。

 同様に144MHz帯は、我が国では 144〜146MHz、アメリカでは 144〜148MHzですが、アメリカ国内で運用できるのは 144〜146MHz迄で、146〜148MHzにおける運用は出来ません。
☆ FCC発行のアマチュア局免許(アメリカのコールサイン)を持っている人は、日本の免許を基にした運用は出来ません。
☆アメリカで運用するときのコールサインは、日本で免許されているアマチュア局に指定されている呼出符号の前に、運用地におけるアメリカのプリフィックスと、/ (斜線)、電話の場合はストロークまたはスラッシュの語を付けて、使用します。また、一交信中、少なくとも1 回は英語で、出来るだけ詳しく送信場所の町名または州名等を送信し、所在地を明確にしなければなりません。
例: W7/JA1RL、KH6/JA1RL
☆米国で運用を開始する前にFCC規則の Part 97を入手し良く読んでおいて下さい。またバンドプランも遵守してください。
アメリカの州・地域別プリフィックス一覧
Alabama W4 Jarvis Is. KH5K North Carolina W4
Alaska KL7 Johnston Is. KH3 North Dakota
American Samoa KH8 Kansas Ohio W8
Arizona W7 Kentucky W4 Oklahoma W5
Arkansas W5 Kingman Reef KH5K Oregon W7
Baker Is. KH1 Kure Is. KH7 Palmyra Is. KH5
California W6 Louisiana W5 Peale Is. KH9
Colorado Maine W1 Pennsylvania W3
Commonwealth of
Northern Marianas
KHφ Maryland W3 Rhode Island W1
Commonwealth of
Puerto Rico
KP4 Massachusetts W1 South Carolina W4
Connecticut W1 Michigan W8 South Dakota
Delaware W3 Midway Is. KH4 Tennessee W4
Desecheo Is. KP5 Minnesota Texas W5
District of Columbia W3 Mississippi W5 Utah W7
Florida W4 Missouri Vermont W1
Georgia W4 Montana W7 Virgin Is. KP2
Guam KH2 Navassa Is. KP1 Virginia W4
Hawaii KH6 Nebraska Wake Is. KH9
Howland Is. KH1 Nevada W7 Washington W7
Idaho W7 New Hampshire W1 West Virginia W8
Illinois W9 New Jersey W2 Wilkes Is. KH9
Indiana W9 New Mexico W5 Wisconsin W9
Iowa New York W2 Wyoming W7

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※お問い合わせはJARL国際課(03-3988-8753)まで


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