September 2013 NEWS TOPICS INFORMATION


アマチュア無線資格の相互認証(ニュージーランド)

 平成25年9月27日付けの官報で、電波法施行規則の一部が改正が告示の規定に基づく一部の告示が改正され、平成25年9月29日から施行されることとなりました。

 今回の改正は、平成5年郵政省告示第326号(外国において電波法第40条第1項第5号に掲げる資格に相当する資格、当該資格によりおこなうことのできる無線設備の操作の範囲及び当該資格によりアマチュア局の無線設備の操作をおこなおうとする場合の条件を定める件)の一部を改正するもので、この改正により、ニュージーランドと日本のアマチュア無線技士資格のうち、両国のアマチュア無線技士資格が相互に承認されることとなります。

  • ニュージーランドの資格者(General Amateur Operator's Certificate)が、日本でアマチュア無線の運用を希望する場合の操作範囲は「第一級アマチュア無線技士」相当
  • 日本の資格者(第一級および第二級アマチュア無線技士)が、ニュージーランドでアマチュア無線の運用を希望する場合の操作の範囲は「General Amateur Operator's Certificate」相当

 なお、日本における、今回のニュージーランドのアマチュア無線資格の相互認証の施行は10カ国目となり、また近々、同様な改正告示により、11カ国目としてインドネシアとのアマチュア無線資格の相互認証も施行される予定です。

 またJARLでは、現在取り扱っています相互認証国と同様、ニュージーランドのアマチュア無線資格所持者が日本国内で運用を希望する際の、代理申請サービスを提供いたします。

(9月27日掲載)
(9月30日一部訂正)


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第5回マイクロ波入門講座開催される

 JARL マイクロ波委員会と国立大学法人電気通信大学先端ワイヤレスコミュニケーション研究センター(AWCC)は、9月23日(祝日)、東京都調布市の電気通信大学創立80周年記念会館「リサージュ」で、マイクロ波帯によるアマチュア無線運用の楽しみかた、そして宇宙ステーションや月面反射通信等の運用のノウハウなどもやさしく紹介する「第5回マイクロ波入門講座」を開催しました。

 当日は事前に申込みがあった103名が出席しました。

 今回のマイクロ波入門講座は、3部立ての構成で、開催されました。

 午前の部は、電気通信大学先端ワイヤレスコミュニケーションセンターの2名の研究者による、 マイクロ波帯の最先端技術の紹介がおこなわれました。


▲当日の司会をつとめたJH6RTO福島誠治さん(左)と、JA1MTL明山 哲マイクロ波委員長(右)


▲電気通信大学AWCC・石川 亮助教

▲電気通信大学AWCC・唐沢好男教授

 午後の部は、マイクロ波帯運用のベテランの方々から、「マイクロ波で楽しむアマチュア無線のノウハウ」や、ARISSが実験を予定している、国際宇宙ステーションからのデジタルATV「HamVideo」の受信システムに関する検討、さらにマイクロ波帯でのEMEの運用ノウハウ、究極のマイクロ波帯通信とも考えられる「アマチュアの光通信」などの興味深い講演がおこなわれました。


▲JF1TPR熊野谿 寛さん

▲JA1OGZ金子 明さん

▲JH1KRC渡辺美千明さん

▲JA1ATI逸見正武さん

 入門講座終了の後、UECコミュニケーションミュージアム見学会が開催され、 JA4EDV有澤豊志氏の案内と解説により、60名を超える方々が、所蔵の興味深い 通信機器等の展示をたいへん熱心に見学されていたようです。

(9月26日)


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平成25年度受信環境クリーン月間(平成25年10月1日〜31日)

 総務省、NHK、民放各社、JARLなど、関連団体で構成される、受信環境ク リーン中央協議会は、受信障害の防止を図ることを目的として、毎年10月 1日から 10月31日までの間を「受信環境クリーン月間」と定めて、全国各地 で放送電波の受信障害の防止に向けた活動を展開しています。

 テレビ放送の完全デジタル化にともない、放送の受信環境は大きな変貌を 遂げました。

 しかし、ゴーストやメダカ・ノイズといった受信障害がなくなった半面、 デジタル放送では「ブロックノイズ」や「映像断」など、映像から障害の 原因が特定しにくい、新たな受信障害が発生しています。  本月間中は、建造物障害対策・家庭用テレビ受信ブースター(増幅器) 障害対策・電気雑音障害対策・無線局障害対策を柱に、関係団体等の協力で、 セミナー・講習会を開催、相談所の開設及び地方公共団体や建築主への働き かけ等を実施するとともに、日本放送協会、一般放送事業者各社の協力のもと に広報番組を放送するほか、専門紙等への記事掲載、ポスターの掲示、リーフ レットの配布等幅広い周知・広報活動をおこないます。

 また、本月間活動の一環として、広く放送電波受信障害防止に関する知識の 普及を図るため、総務省・文部科学省・日本放送協会および一般社団法人日本 民間放送連盟の後援のもとに、平成25年度も全国の中学生を対象に「受信環境 クリーン図案コンクール」を実施しました。
 平成25年度の図案コンクールの結果は、各総合通信局のWebサイト上で順次 発表されます。

<協議会事務局>
〒170-8480東京都豊島区駒込2-3-10
一般財団法人電気通信振興会内
TEL:03-3940-3981

http://www.clean-kyou.com/

(9月19日掲載)
(9月20日・30日・10月02日・11日更新)


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