第10回西日本ハムフェア
3月6日、熊本県玉名郡長洲町で開催

西日本ハムフェア実行委員会のWebサイト

 JARL九州地方本部は3月6日、熊本県玉名郡長洲町の「ユニバーサル造船有明事業所体育館」で、「第10回西日本ハムフェア」を開催します。

 西日本ハムフェアは、2001年に福岡県支部が福岡県山門郡瀬高町(現在のみやま市)「瀬高町中央公民館」で開催した「アマチュア無線おもしろフェア」(右の写真は同イベントを紹介したJARL NEWS 2001年3月号表紙)をルーツに、広く九州全域に拡大しようということからスタートした催事です。
 「アマチュア無線に関する広域から多数の来場者を迎えるイベント」で「地元スタッフのボランティア」で運営しているイベントの規模的には、関西地方本部の「関西アマチュア無線フェスティバル」に次ぐ規模のイベントといえ、今年で記念すべき10回目を迎えることとなりました。

■西日本ハムフェアの歴史■

 西日本ハムフェアは、2002年の第1回が福岡県山門郡瀬高町「農村環境改善センター」、2003年の第2回は福岡県久留米市「久留米リサーチ・パーク」でそれぞれ開催され、2004〜2005年の第3回、第4回は佐賀県鳥栖市の「サンメッセ鳥栖」で開催されました。
 2006年の第5回は熊本県熊本市の「熊本県立劇場」で第48回通常総会が開催されることから、熊本県熊本市で総会会場内での同時開催となりました。

 ここまで、会場をさまざまな場所に変えてきた西日本ハムフェアですが、2007年の第6回に熊本県玉名郡長洲町の「ユニバーサル造船有明事業所体育館」に会場を移して以来、毎年この会場で開催されています。
 同会場に移って以来、毎年来場者数も堅実に増加の傾向( 2007年=1,200名2008年=1,350名2009年=1,350名2010年=1,400名、主催者発表)を示しています。

 そして西日本ハムフェアの開催は今年で記念すべき10回目を数えますが、その歴史の半分を「ユニバーサル造船有明事業所体育館」が支えていたこととなります。

 西日本ハムフェア実行委員会によれば「記念すべき第10回の開催でもあり、来場の皆様により一層楽しんでいただくための、催事などを多数用意してみなさんのご来場をお待ちしています」としています。

 イベントの詳細などは、決まったものから順次、実行委員会のWebサイトに紹介される予定ですのでぜひ注目してください。

 それではみなさん、3月6日に、第10回西日本ハムフェア会場でお会いしましょう!

■第10回西日本ハムフェアの概要■

【第10回西日本ハムフェア出展団体一覧(PDF形式)】

●九州自動車道利用で熊本方面からご来場を予定されている方へのご注意
(ハーフマラソン大会開催による玉名市内の交通規制について)

■ 前夜祭(懇親会) ■

  • 日時 3月5日(土)18:00〜
  • 会場 ホテル有明会館(熊本県玉名郡長洲町)
     地元の太鼓の出演等もあり、賑やかな前夜祭(懇親会)になりそうです。
  • 会費 5,000円(当日会場で徴収します)
  • 締切 2月15日で参加申込を一応締め切りました。
  • 問い合わせ 西日本ハムフェア事務局
    〒837-0916 大牟田市田隈5-6 JE6ONQ井上 滋
    E-mail:je6onq(アットマーク)jarl.com
    ※上記メールアドレスは、スパムメール防止のため「@」を(アットマーク)と表記しています。



■アイボールアワードに挑戦してみませんか■

 来場者と親交を深めていただくために「アイボール賞」を発行いたします。ルールはいたって簡単。

  1. 場内で実行委員1名とアイボールする。
  2. 場内でYL局1名とアイボールする。
  3. 場内のアマチュア局8名とアイボールする。(制限なし)
 このように「会場内で10人の方とアイボール」をしていただくことです。
 規定の参加用紙は 会場の入口付近においておきますので、10局すべて記入されたら「JARLコーナー」までお持ち いただくと、その場で「アイボール賞」を発行します。ご来場の多くの皆様の参加をお待ちしています。

※混雑している場合は 発行に時間がかかる場合がありますので、あらかじめご了承ください。。


■今年もやります「何でも売りますコーナー」■
ブースを出すまでもないが「××を売りたい」「●●を処分したい方」のための
お手伝いコーナー

 アマチュア無線に関係なくてもかまいません。家庭にある不要品を持ち込んでください。値段は売り主自身でつけてください。そして販売は「人まかせでなく自分自身」でやってください。昨年までのこのコーナーでは、軽トラックいっぱい持ち込んで完売した方もおられます。

 他のアマチュア無線関連イベント会場ではあまり見られない、おもしろい催事で毎年好評です。今年いったいどんな出品物が出てくるかは会場でのお楽しみということで……買う人は「思いきり安く買う!」ように値切ってみてください。でも「安物買いの銭失い」にならないように。ご注意。ご注意!!

【ご注意】本コーナーに出品して売れなかった品物については、終了後、出品者の方が必ず責任を持ってお持ち帰りください。


■開催予定の講演会■

 どの講演もたいへん興味深いものばかりです。西日本ハムフェアにご来場のおりには、ぜひお聞きください。

(1)「APRSについて」(講師 JF1AJE 松澤荘八氏)・予定時刻10:30〜12:00
 APRS(Automatic Packet Reporting System)は、1990年初頭に開発がおこなわれた、GPSとアマチュア無線(アマチュアパケット通信等を使用)を使った位置情報システムです。
 アメリカ、ヨーロッパを含め世界的な規模で普及し、現在は広く全世界のアマチュア無線家の間で運用がおこなわれています。

 この講演では、APRSシステムの初歩から運用方法までわかりやすく解説していただきます。

(2)超長波によるナビゲーション〜【〜135kHzのアンテナはどんなアンテナ〜】
(講師 長崎CW愛好会 JA6EIM 冨増清志氏)・予定時刻12:30〜14:00

 アマチュア局に135kHz帯が解放されました。この周波数帯では、等価等方幅射電力が1W以下になるように制限されています。
 1Wの幅射なら何とかなると思う方がおられると思いますが、垂直部10m、水平部10mの逆L型アンテナでは、1kWの入力を与えてやっと1Wの幅射が得られるのです。
 アマチュア局にとって 135kHz帯で1Wの電力を幅射させることは大変なことです。
 この講演では オメガのアンテナ系を中心に、低い周波数の電波を発射することがいかに大変なことかをお話をしていただきます。
【関連予備知識:オメガとは】
 過去世界的規模で使用されていた船舶等の測位システム。10kHz台の超長波帯の電波を使って、異なる数局からの電波を受信しその到来時間差により、双曲線の性質を利用して測位をおこなう「双曲線電波航法システム」の一つで、8局で地球上全域をカバーするシステムとして過去広く世界規模で使用されてきたが、GPSシステムなどより精度の高い測位システムの普及により、1997年にその役割を終えた。
 日本では長崎県上対馬町において「対馬オメガ局」が過去、海上保安庁の管理により運用されていたが、運用終了後の1998年、運用当時「オメガ塔」と呼ばれていた地上高455mの超長波帯アンテナタワーは解体され、跡地は公園の一部として整備されている。

【参考】
●Wikipedia 【オメガシステム】【対馬オメガ局】
オメガ局跡地公園の紹介 (掲載:システム工房(株)企画・制作のWebサイト「よかとこBY」)

※開催が予定されていた「こな爺の電波教室」(JA3CHS 小永井貞夫氏)は、講師の病気療養のため中止となりました。タイムスケジュールは都合により変更になる場合もあります。念のため当日会場でもご確認ください。


■クラブ旗大集合■

 西日本ハムフェア会場内にクラブ旗を展示いたします(2階のフェンス周りに飾るスペースを設けています)。クラブ旗をお持ちのクラブは、ぜひご持参ください。


■親子でご来場ください■

●工作教室(AM/FMラジオライト)(要事前申込)
 毎年子供たち向けの催事として実施している、子供たち向けの工作教室を今年も開催します(後援:総務省九州総合通信局、長洲町教育委員会)。
 昨年、第9回には「電子ブロックで遊ぼう」と「ラジオの製作」をテーマとしましたが、第10回の今回の「電子工作教室」は、前年よりちょっとリッチな「AM/FMラジオライト」を教材に選定いたしました。
 参加費は無料で募集定員は30名(要事前申込、申込み締切2月28日。締切期日前でも定員に達し次第締め切りとなりますので、あらかじめご了承ください)。
 問いあわせ申込み方法などは、実行委員会のWebサイトをご参照ください。

案内パンフレット(PDF形式)

●造船所見学(参加事前申し込みは不要)
 「ユニバーサル造船有明事業所のご厚意による全面協力」という、この会場なくして実現できないビッグな見学会で、毎年来場者の方々の大好評を得ているイベントです。

 ユニバーサル造船有明事業所では、現在 マンモス・タンカーが製造されていますが、今回の造船所見学では これらを見ることができます。
 場内での危険防止と、見学バスのピストン輸送の関係から、今回の見学ではバスを降りての見学はできませんが、車窓から十分に製造過程を見学することができます(雨天の場合も実施いたします)。

 これまでも毎年造船所見学を実施していますが「メインの催事にも増して楽しかった」と言う声を多くお聞きしますし、毎年来場のたびに違う船体の製造現場が見られることもあって、毎年造船所見学を欠かさないという「リピーター」の方も少なからずいらっしゃるようです。お子様連れや ご家族お揃いでご来場のうえぜひ見学されてください。

 なお造船所見学は案内バス乗り場(造船所正門前付近)に、一定数の見学希望者が集まりしだい随時バスを発車させます。


■DXCCフィールドチェック■

 2010年の申請実績は事前申し込み16局、当日5局の合計21局のフィールドチェックがおこなわれました。新規申請者(120QSO)が7名あり、カードチェック総数は約1,400枚でした。

 今年は3名のチェッカーが対応しますのでもう少し余裕があります。

  • DXCC申請受付のご案内
     当日の申請がスムーズに行くように昨年と同じように申請予約受付をおこないます。ただし時間の予約はできませんのでご了承ください。
  • 予約先
     「ja6gxp」のjarl.comへメールしてください。件名には「nishiham dxcc」として、本文に「コールサイン」「新規・エンドーズメント」「チェック枚数」を記載してください。予約メール受領後に担当者から受領メールを返信しますので数日お待ちください。
     申請に関して、まずは当日の要綱とJARL WebのDXCCフィールドチェックの解説ページをご覧になって不明な点がありましたら、ご遠慮なく同アドレスへご質問ください。
  • 当日の受付についてのお願い
     当日受付もいたしますが、処理は「予約申し込み分を優先」とさせていただきます。時間切れの場合にはJARL事務局での持ち帰りチェックとなりますので、あらかじめご了承ください。
  • 西日本ハムフェアでのDXCCフィールド・チェック要綱
    • 申請受付日:平成23年3月6日(日)
    • 場所:西日本ハムフェア会場内ブース
    • チェッカー:JA6GXP浅井 渉氏・JA6VQA田上昭雄氏・JARL事務局職員
    • 受付時間:10:00〜12:00と13:00〜14:00
    • チェック要領:基本的にJARL事務局でおこなうフィールドチェックに 準じますので必要な書類、手数料などの詳細につきましては、JARL WebのDXCCフィールドチェックの解説ページをご確認ください。
  • 注意点
    1. JARL会員のみ受付け
    2. 新規・エンドーズメントともに120交信まで受け付けます。
    3. 160mと消滅エンティティは、受け付けません。
    4. 申請書は、ARRLのWebサイトからダウンロードして必要事項を記入してください。
    5. 持参されましたQSLカードは、チェック後その場でお返しします。
    6. ARRLへの申請料とJARLでのフィールド・チェック手数料が必要となります。
    7. ARRLへの申請料(ドル)は、原則クレジットカードでお願いします(日本円での支払いも受けますが、その場合レートは1ドル=100円になることをご了承ください)
    8. JARLへのフィールド・チェック手数料(円)は、現金でお願いします。


■JARLコーナー■

  • 特別記念局8J6HAM
     西日本ハムフェア当日には、会場内で特別記念局8J6HAMを運用します。当日、記念局の運用を希望される方は、無線従事者免許証とJARL会員証を忘れずにご持参ください(希望者多数の場合、運用のご希望に添えない場合もありますので、あらかじめご了承ください)。
    【8J6HAM】会期前の運用スケジュール(予定)
  • JARL会費納入(新規・継続)
     JARLコーナーにおいて会費受付をおこないます。
  • QSLカード転送受付
     QSLカードをご持参ください。QSLビューローに転送します。
  • 電波障害相談受付
     電波障害に関するご相談を受け付けます。

■電子申請・届出システムの体験解説コーナー■

 2010年の西日本ハムフェアに続き総務省九州総合通信局により、西日本ハムフェアにご来場の方々にアマチュア無線免許の電子申請に関する解説をおこなう、電子申請の解説ブースが出展されます。

 このブースでは「電波利用電子申請・届出システム」の解説や、電子申請に利用する「ID、パスワードの取得体験」のコーナーが設けられ、電子申請の利用方法などについて、これまでご利用の経験のない方々にもわかりやすく解説してもらえます。

 なお電子申請に関する相談をなさる方や、近々、変更申請や再免許申請を予定されている方は、より具体的な内容を教えてもらえるように、無線従事者免許証・無線局免許状のコピーや、各免許の番号のメモ等を持って行くことをお勧めします。
 また新規開局申請を予定されている方は、ぜひ同ブースをおたずねください。


■西日本ハムフェア会場までの交通案内■

 西日本ハムフェア会場のユニバーサル造船有明事業所体育館までは、最寄り駅のJR長洲駅南口(写真右)からまっすぐ一本道ですが約1.9kmの距離があります(MapFan Webのルート検索結果)。何名か連れだってご来場の際には、駅からタクシーの利用をお勧めします。

▽長洲駅からのアクセスマップ(ユニバーサル造船のWebサイトより)
http://www.u-zosen.co.jp/shipyard/
05ariake_map.html

▽最寄り駅JR鹿児島本線「長洲駅」駅情報(時刻表など、JR九州のWebサイトより)
http://www.jrkyushu.co.jp/EkiApp?LISTID=502&EKI=91301120

▽九州自動車道最寄りインターからのルート(MapFan Webのルート検索結果)

▽雲仙・長崎方面(多比良港:長崎県雲仙市国見町)から長州港
(ユニバーサル造船有明事業所体育館まで約1.5km)までフェリー利用


■泊まりがけで西日本ハムフェアに参加される皆様へのお知らせ■

 長洲駅周辺である程度まとまった客室数を持ったホテルは、前夜祭会場である「ホテル有明会館」(熊本県玉名郡長洲町長洲2935)をはじめ、次のホテルがあります。

  1. ホテル有明会館(玉名郡長洲町長洲2935、電話0968-78-0766)
     シングル4,000円、ツイン5,600円(2名利用の場合は、1人3,700円)、朝食500円
    ※実行委員会事務局調べによると1月29日現在で満室とのことです。
  2. ビジネスインうめさき(玉名郡長洲町長洲2878-1、電話0968-78-1394)
     シングル4,500円、旅館部屋2,500円〜3,200円、朝食なし
    ※実行委員会事務局調べによると1月29日現在で満室とのことです。
  3. ビジネスホテル大石館(玉名郡長洲町長洲2416-1、電話0968-78-6313)
     1名3,800円、2名3,500円、朝食500円

 遠隔地から泊まりがけで、西日本ハムフェアへの来場を予定されている方で、会場近隣のホテルに宿泊を希望される方は、早目に各ホテルに予約を入れてください(西日本ハムフェア事務局では予約の取り扱いはいたしませんので、各自ご予約を願いします)。

 各ホテルとも満室の場合、長洲町近隣では荒尾市内や玉名市などにも宿泊施設があります。
 長洲町内のホテルが満室で、荒尾や玉名市などのホテルの利用を検討される場合は、西日本ハムフェア事務局にお問い合わせいただければ、予約が取れそうなホテルのご紹介をいたします(予約は各自お願いします)。

 なお、長洲町から近い福岡県の大牟田市内等にも、まとまった数の宿泊施設がありますので、併せて検討してみるとよいでしょう。

【参考】

 長洲・玉名・荒尾・大牟田周辺のホテルの宿泊予約が可能な、代表的なインターネットWebサイトを紹介しますので、宿泊先選定の際に参考にされるとよいでしょう。


▽長洲駅からのアクセスマップ(ユニバーサル造船のWebサイトより)
http://www.u-zosen.co.jp/shipyard/05ariake_map.html

▽第10回西日本ハムフェアのご案内(九州地方本部のWebサイト)
http://www.jarl.com/nishiham/

【西日本ハムフェア実行委員会事務局】

〒837-0916大牟田市田隈5−6 井上 滋JE6ONQ 電話0944-54-8253
E-mail:je6onq(アットマーク)jarl.com
※上記メールアドレスは、スパムメール防止のため「@」を(アットマーク)と表記しています。