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■南極観測50周年、名古屋港開港100周年記念行事開催される
【南極観測船「ふじ」船上から特別記念局8J1ANT/2を運用】
(愛知県支部)
南極観測50周年の特別記念局が3月16日から、愛知県名古屋市港区の名古屋港に停泊されている南極観測船「ふじ」の船内から、8J1ANT/2として運用されています。
南極観測船「ふじ」(写真右)は昭和40(1965)年から18年間活躍した砕氷艦で、引退後の昭和60(1985)年から、名古屋港ガーデン埠頭に係留されて、「南極の博物館」として当時の姿のまま保存されています。
その南極観測船「ふじ」の船内から、南極観測50周年の特別記念局が運用されることは、特別なイベントとして興味深いものがあります。
3月17日(土)には、隣接する施設「名古屋港ポートビル」で、第46次南極観測の通信の担当として参加した小林正幸さん(JR1FVH、写真下左)と濱本初美さん(写真下右)をお迎えして、「第46次南極観測隊員との座談会+Q&A」が開催されました。
小林さんと濱本さんのお二人は2005年5月5日、日本国際博覧会「愛・地球博」会場内のアマチュア無線ブース(8J2AI)が実施した南極昭和基地8J1RLとの「こどもの日」記念交信で、南極昭和基地の8J1RLから、博覧会会場ブースを訪れた子供たちや来場者のみなさんに向けて、南極にまつわる興味深いお話を聞かせてくださったオペレーターです。
このとき女性隊員の濱本さんによる8J1RLのオペレートは、南極からのアマチュア無線運用史上で、非常に珍しいケースとして、たいへん大きな話題を集めました。
今回の座談会は、南極観測や南極でのアマチュア無線の運用の歴史、昭和基地での生活などについて講演があり、約60名の来場者は興味深く耳を傾けていました。
また三菱重工業在職当時、技術者として南極観測船「ふじ」の設計に携わったJARL原 昌三会長(写真右、JA1AN)による、『南極観測船「ふじ」 設計秘話』と題した講演もおこなわれました。
「ふじ」の設計当時は、サンスポットが低下した時期であったので、短波帯での通信を確実なものにするため、船首のマスト上にログペリアンテナが設置されたことや、氷の大陸に向かうための特別な規格のもとで設計されたことなど、設計段階での苦労話などを聞くことができました。
3月18日には、昭和基地にある8J1RLとの交信にトライしました。伝搬状態が良くなかったことから、予定の時間内には交信ができませんでしたが、根気よくコールを続けて18時ごろに無事交信に成功しました。3月24日にも再度、交信が計画されています。
なお8J1ANT/2の運用は3月28日までおこなわれます。
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