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 December 2001


バンドプランが一部改正

■144.30〜144.50MHzでISSとの交信に限ってFMが許可

 総務省では、国際宇宙ステーション(ISS)とわが国のアマチュア無線局が音声通信(FM)をすることができるように12月18日(官報)「アマチュア業務に使用する電波の型式及び周波数の使用区別」の告示を改正しました。

 これにより144MHz帯の144.30〜144.50MHzで、ISSとの交信に限ってFM(占有周波数帯幅40kHz以下のもの)での交信が可能となりました。

(12月18日)





ARISSに朗報!(総務省報道発表)

■総務省がバンドプランを一部変更して近く告示を改正

 総務省では、国際宇宙ステーションとわが国のアマチュア無線局が音声通信(FM)をすることができるよう、「アマチュア業務に使用する電波の型式及び周波数の使用区別を定める件」(平成8年郵政省告示第664号)の改正案について意見募集をおこなっていましたが、12月5日付で同省の報道発表がなされ、意見募集時の案を一部変更して平成13年12月中に告示を改正すると発表しました。

 改正後は、144MHz帯の 144.30〜144.50MHzで、国際宇宙ステーションとの交信に限ってFM(占有周波数帯幅40kHz以下のもの)での交信が可能となります。

(参考)
 現在、青少年の交流および技術啓発を目的として、国際宇宙ステーション(ISS)に常駐する宇宙飛行士とアマチュア無線による通信をおこなうことが可能となっておりますが、国際宇宙ステーションと音声通信(FM)をおこなうために使用することとされている周波数は、わが国において音声通信(FM)には使用することはできないため、このほどの改正となるものです。

  

関連情報(ARISSで交信)

(12月07日)






マルコーニ 大西洋横断無線通信100周年記念行事

■電通大で、「電波通信 これまでの100年 これからの100年」と題して!

 電気通信大学(東京都調布市)では、グリエルモ・マルコーニが1901年に成功した大西洋横断無線電信の100周年を記念して、さまざまな記念行事を開催します。

 12月12日(水)16:20〜18:00には、同大学東6号館803号室で「電波通信の黎明」講師=桑嶋陽一(歴史資料館学術調査員)、「無線通信と電離圏」講師=福田 喬(菅平宇宙電波観測所長)と題する記念講演(参加費無料)をはじめ、記念行事の一環として記念局8J1UEC(予定)の運用もおこなわれます。写真左はポスター。

(12月07日)


  




総務省がパブリック・コメントを募集!

■2.4GHz帯を使用する無線システムの高度化について


 総務省は12月3日付で、2.4GHz帯を使用する無線システムのうち、小電力データ通信システム(無線LAN)の高速化等及び移動体識別システムの耐干渉性を向上する技術を導入するために必要となる告示案に対して意見募集をおこないました。告示案の概要や関連資料については下の詳細をクリックしてください。。

(12月05日)




 November 2001


JA1RLが12月8日巣鴨から運用。2.4Gなど!

■日時:12月8日(土)09時30分〜15時(予定)

■運用周波数帯:7MHz〜2.4GHz帯

 JARLでは、JARLステーションアワードや年内で交信期間が終了する21世紀ドリームアワードのPRをするために、JA1RLから各バンドで運用サービスします。 
今回は特に、10MHz帯や2.4GHz帯の運用を予定しています。JA1RLからは初めての2.4GHz帯の運用です。聞こえていましたら声をおかけください。

(11月28日)






リメイク日本版 映画〜時の香り〜が11月24日公開!

■韓国映画リメンバミーのリメイク日本版

■アマチュア無線がふんだんに盛り込まれて。。。吹石一恵・斎藤 工主演

 アマチュア無線を通じて別々の時代に生きる大学生の交流を描いた韓国映画「リメンバー・ミー」のリメイク日本版「時の香り」(配給:ドラゴン・フィルム)が、11月24日東京銀座のシネラセット東京で公開上映がはじまりました。
 そのほかの地域は順次上映開始される予定です。なお、オリジナル韓国版「リメンバーミー」はJARL会員割引で鑑賞できますが、リメイク日本版の「時の香り」のほうは、JARL会員割引については現在のところ未定です。

(11月27日)






ARISSと交信成功! 入間の子どもたち

■ISS 国際スペースステーション ARISS(アリス)と交信

国際宇宙ステーションと交信する児童館のみなさん 11月23日22:31から約10分間、埼玉県入間市の入間市児童センターで、同アマチュア無線クラブ(JK1ZAM)と、国際宇宙ステーション(ISS)とのあいだで144MHz帯での初交信がおこなわれました。
 同クラブのARISSへの挑戦は、入間市制35周年記念行事の一つとなるもので、入間市教育委員会が主催、児童センターが主管となり、運営には児童センターの無線ボランティアが全面的に協力しておこなわれました。
 JK1ZAMのオペレーターはマイクコントロールの大学生・江成彰彦さん(21歳)を筆頭に、小・中・高校生14名が、国際宇宙ステーションのアマチュア局NA1SSのオペレーターに英語で20の質問をしました。子どもたちの素朴な質問に、楽しそうに答えるNA1SSのオペレーターの強力なシグナルが、会場に響きわたります。



交信を終えて全員でバンザイ! 「なぜ宇宙飛行士になったのですか?」「宇宙飛行士には何歳からなれるのですか?」「どんな実験をしているのですか?」「地球はきれいですか?」「オーロラはどのように見えますか?」といった質問が矢継ぎ早に飛びました。
 交信成功後の場内は拍手喝采!飛び上がって喜ぶ子どもたち。一方、ホッと胸をなでおろしながら微笑む、綿密な準備で運用をサポートしたボランティアスタッフのみなさん・・。
 ARISSとは、日本、アメリカ、カナダ、ヨーロッパ各国とロシアにより建設が進められている国際宇宙ステーション(ISS)に搭乗した宇宙飛行士と世界の青少年の交流と技術啓発を目的としたプロジェクト。ARはAmateur Radioの略。

(11月24日)
  

関連情報(JAMSAT)

関連情報(音声)






2.4GHz帯を使用する無線システムの高度化などについて、総務省が電監審に諮問

 総務省は、次の3件について電波法施行規則等の関係省令及び周波数割当計画の整備を行うための改正案を電波監理審議会に諮問しました。同時にパブリック・コメントを募集しました。(11月21日付)

(1)2.4GHz帯を使用する無線システムの高度化
(2)準ミリ波帯の周波数の電波を利用する広帯域移動アクセスシステムの導入
(3)PHS及びデジタルコードレス電話の技術的条件の改正

(11月22日)
  

関連情報






電波利用状況に関して総務省が個別ヒアリング

 総務省は,近年電波の利用の質的変化とともに,量的にも大きく拡大し,周波数の逼迫状況が深刻化している中で,電波の利用状況に関して調査・検討をおこなうことを目的に,本年9月21日「電波利用状況に関する調査研究会」を発足させています。

 この研究会は,本年12月を目途に検討結果を取りまとめる予定ですが,それに先立ち関係団体から意見を求めました。

 JARLでは、10月15日このヒアリングに応えて原会長が総務省で意見陳述いたしました。陳述の内容は11月15日に総務省の「電波の利用状況の公表等に関する調査研究会」のなかのページに発表されましたが、周波数の拡大、電信の5語、呼出符号の公開、電力線搬送通信の件などにおよんでいます。

(11月16日)






11月9日、D-STARプロジェクト実験局11局が落成検査に合格!

■関東総合通信局の3名の検査官により落成検査

■JARL事務局会議室で機器の性能測定など基本データの確認作業の後、屋上に設置した中継局を介した、音声系端末間通信検査、データ系端末間通信検査を実施しました。

  アマチュア無線のデジタル化とネットワーク化の研究のために進めているJARLのD-STARプロジェクトの実験局の落成検査が9日実施されました。  実験局は中継局1局、音声系5局、データ系5局の11局で、10月3日に予備免許を受け、この日の落成検査に向けて試験データの測定や機器の調整がおこなわれてきていたものです。

(11月09日)






JARL会員に「リメンバー・ミー」をご優待!

■JARL会員は優待料金で(1,800円を1,000円に優待)

■映画「リメンバー・ミー」(韓国オリジナル版)

 アマチュア無線を通じて別々の時代に生きる大学生の交流を描いた韓国映画「リメンバー・ミー」(配給:ドラゴン・フィルム)は、10月20日より東京・新宿のシネマスクエアとうきゅうで好評のうちに上映されています。
 このたび配給会社と全国の上映館のご協力により全国一斉に、JARL会員証の提示により優待価格の1,000円で鑑賞できることとなりました。また、JARL会員の同伴者も当日料金より一般200円、学生100円引きでご覧いただけます(何名でも可)。

(11月07日)




 October 2001


8J1OME、8J2IWAが運用!

■8J1OME:青梅市(東京都)の市制50周年記念局。11月1日の開局式にはJA1AN 原JARL会長も駆けつける予定。運用期間は11月30日までの1カ月間。

■8J2IWA:岩倉市(愛知県)は市制30周年を記念した局で、11月3日〜12月2日までの運用。なお、11月3日(土)の開局式にはJA2HDE木村東海地方本部長のほかJG2GFX種村愛知県支部長も出席、第一声を送信する予定。詳細は、愛知県支部のホームページをご覧ください。

(10月29日)






総務省・報道発表資料

■アマチュア業務に使用する電波の型式及び周波数の使用区別の変更に関する意見募集
■国際宇宙ステーション(ISS)の宇宙飛行士と青少年との交信を可能に

日本、アメリカ、カナダ、ヨーロッパ各国およびロシアの手により建設が進められている国際宇宙ステーション(ISS)では、宇宙飛行士と青少年の交流および技術啓発を目的としたアマチュア無線による通信をおこなうことが可能となっております。

 JARLでは、国際宇宙ステーション(ISS)が使用する144.49MHzが現状では音声通信(FM)で使用できないため、総務省告示「アマチュア業務に使用する電波の型式及び周波数」の改正を要望してきました。

 総務省ではこれを受けて、アマチュア無線にとっても非常に有益なことであるため早急の改正が望ましいとして、今回の改正に踏み切りました。
 この改正案に対して意見を平成13年11月21日(水)午後3時まで受け付けています。

(10月26日)





World Wide DX Contest (Phone)

■日時:10月27日(土)09:00〜29日(月)09:00(JST)
■米CQマガジン社主催

 年に一度の世界最大のコンテストの一つ、48時間コンテスト。普段は交信できないDXの局との交信のチャンス。自局の電波伝搬の把握にも。コンテストですから英語力は基本的にはナンバー交換ができればOK。
 交換ナンバーはRS+CQゾーンナンバー(日本は25)。ルールの詳細はJN誌9・10月号23ページにも。

(10月23日)





JA1RLが非常通信訓練に参加

■日時:10月14日(日)10:00から13:00まで予定
■周波数:7、14、21、50、144、430MHz帯を予定

 10月14日(日)に関東地方非常通信協議会が主催する非常通信訓練にJA1RL(豊島区巣鴨)が参加して、レポート交換などの交信をおこないます。受信された方は応答にご協力ください。オペレーターは東京都支部非常通信ボランティアの方々です。

●14日には埼玉県支部でも埼玉県庁から11:00から15:00まで、JA1YRLにより144/430MHz帯で非常通信訓練に伴うレポート交換をおこなう予定です。

(10月12日)





総務省パブリック・コメント

■アマチュア局が動作することを許される周波数帯の変更に関する意見募集

 ITU(国際電気通信連合)WRC-2000(2000年世界無線通信会議)における周波数分配表の見直しによる、アマチュア業務の周波数の再分配に関する告示の一部改正にかかる意見募集。

(改正案の概要)
「75.5 GHz〜76GHzまで」および「142 GHz〜144GHzまで」を削除。
「77.5GHz〜78GHzまで」および「134 GHz〜136GHzまで」を新たに追加。
改正案に対する意見は平成13年10月31まで。

※なお、WRC-2000による国際周波数分配表の改正等に伴う周波数割当計画の一部変更案に関する意見も募集しています。

(10月4日)





平成13年度・受信環境クリーン月間

■10月1日〜10月31日まで

 総務省ほかで構成される受信環境クリーン中央協議会では,今年も10月1日〜31日までの間を「受信環境クリーン月間」と定め,テレビ・ラジオをより美しく視聴できるようにするため,全国各地で放送電波の受信障害の防止に向けた活動を集中的に展開しています。

(10月1日)





10月1日,滋賀県栗東市誕生

■栗東市の市ナンバーは2308

■滋賀県栗太郡は消滅郡に

 滋賀県栗太郡(くりたぐん)栗東町(りっとうちょう)が,平成13年10月1日(月)より市に昇格し,新市「栗東市」が誕生。
 栗東市の市ナンバーは2308となります。また,栗東市の誕生にともない,1郡1町であった滋賀県栗太郡(郡ナンバー23006)は9月30日をもって消滅郡となりました。10月1日時点での市の数は672市(+1),郡の数は563郡(−1)となります。

(10月1日)






九州に2局目の長波帯標準電波局が誕生

■佐賀県佐賀郡富士町の羽金山(はがねやま)

 CRL(独立行政法人通信総合研究所)は長波帯JJYのカバーエリアの拡充のため、2局目の長波帯標準電波局を九州に設置、10月1日から運用を開始しました。
 福島県の大鷹鳥谷山(おおたかどや山)山頂の長波帯JJY(40kHz)は,1999年6月より本格運用を開始し、現在、電波時計をはじめさまざまな分野で活用されています。しかし設置地点との距離の関係から、九州地方では電界強度が不足気味でした。
 今回運用を開始したJJY(2局目)は、佐賀県佐賀郡富士町と福岡県前原市との境界にある羽金山(はがねやま)山頂付近に設置され運用周波数は60kHz。これまで電界強度が不足気味で電波時計の利用が難しかった九州地方から日本各地に向けてタイムコード情報信号を発信しています。
 電波時計メーカーの一つ、カシオ計算機によれば長波JJY九州局誕生に伴い60kHz受信対応電波時計の発売を九州地区を中心に開始しているそうです。
 他の時計メーカーからも順次九州局対応モデルが発売される模様です。

(10月1日)


 September 2001


2.4G高度化関連

■総務省より答申(9月25日)

■「2.4GHz帯を使用する無線システムの高度化」について

 情報通信審議会(会長 秋山喜久氏)では、同審議会の情報通信技術分科会に設置された「2.4GHz帯高度化方策委員会」において、2.4GHz帯の小電力データ通信システム(無線LAN)、移動体識別システムの高度化に関する技術的条件について検討してきましたが、このほど同方策委員会からその検討結果が報告され、同審議会から総務大臣に9月25日答申がありました。

 答申の概要はつぎのとおりです。
(1)小電力データ通信システムに、20Mbps以上の高速通信が可能な伝送方式(OFDM方式)を導入すること。
(2)同システムにおいて、通信距離を伸ばすことを可能とする高指向性アンテナの使用を認めること。
(3)移動体識別システムに、混信に強い伝送方式(周波数ホッピング方式)を導入すること。

 注目されていた無線LANとアマチュア無線局についての法的解釈がここで明確となり、答申に次のように盛り込まれました。
? 無線LANの制度、技術諸元の中で「無線LANの運用においては、免許を要しない局である条件として電波法第4条に「他の無線局にその運用を阻害するような混信その他の妨害を与えないように運用することができるものと規定されている」旨の記述が加えられたこと。
? 高指向性ンテナの運用にあたっての考え方の中で「2.4GHz帯を用いる無線LANは、免許を要しない無線局として、アマチュア局や移動体識別システム等の他の無線局に対して運用を阻害するような混信を与えないように運用する」旨の記述加えられたこと。
? 民間レベルでガイドライン等の運用ルールを定め、啓発活動を促進する等によって、混信回避をより確実なものとすること。
? 万一、混信またはその他の障害が生じた際には、混信の回避に向けて関係者が協調して対応することが望ましいこと。





ハムフェア2002

■来年は「東京ビッグサイト」で開催

■8月24日(土)25日(日)の2日間の開催

 8月31日〜9月2日開催のハムフェア2001は、会期中の来場者35,000人を数えて無事終了しましたが、最終日の9月2日、ハムフェア2001の終了の際、来年2002年の開催場所と開催予定日が発表されました。
 開催要項、テーマなどの詳細は決定しだいお知らせいたします。