JARL特別局または特別記念局を開設するには・・・・・


 
 プリフィックスが8Jや8Nで始まるコールサインと交信した方も多くいらっしゃるでしょう! 毎年夏に東京・有明で開催されるハムフェアの会場には、8J1HAMというコールサインの特別記念局が開設されています。他にも、毎年たくさんの特別局や特別記念局が開設・運用されています。JARLが免許人となっている局だけでも、年間で60〜70局以上の数にのぼります。ここでは、その記念局を開設するための要件や手続きなどについて概要をご紹介しましょう。
特別局・特別記念局とは  みなさんには記念局と呼ばれていますが、JARLでは次のとおり特別局と特別記念局に分けています。
●特別局:
 @独立行政法人、地方公共団体(教育委員会を含む。)、公益社団法人若しくは公益財団法人又はこれらに準ずる団体が主催、後援又は協賛する行事(行事等の趣旨・内容等は公共性を有するもの)を記念して開設する局
 A連盟が後援又は協賛する行事(行事の趣旨、内容等がアマチュア無線の活性化のための公開運用及びアマチュア無線の周知・啓発にあり、かつ、体験運用を行うものであって、会長が特に認めたもの)を記念して開設する局
●特別記念局: 国際的または国家的に重要な行事やJARL主催行事などを記念して開設する局
開設の要件とは ●国、独立行政法人、地方公共団体(教育委員会を含む。)、JARL、公益社団法人若しくは公益財団法人又はこれらに準ずる団体が主催、後援、または協賛しているものであって、行事等の趣旨、内容等が政治的または宗教的なものではなく、行事などが相当に公共性を有していること。
 また、特定の関係者だけでなく、地域や社会全体に社会的利益をもたらすものであること。
●行事の主催者から局を運用することにより行事を記念することおよびその意義を広めることについて同意を得ていること。
 局の運用について、主催者等や免許人等がインターネット利用その他の方法により、広く一般に周知広報を行うものであること。
 また、期間中、積極的な運用が行われているものであり、公開運用又は電波法施行規則第34条の10に基づくアマチュア無線の体験運用を行うものであること。
●行事などの意義を広めると共に、アマチュア無線に対する理解の増進ならびに健全な普及、発展に寄与できるものであること。
●呼出符号は、行事などにふさわしいものであること。
●運用期間は、行事などの開催期間からみて必要かつ適当な最短期間とし、かつ、1年以内であること。
開設の手続
き方法は
●特別局: 開設を希望する日から3ヶ月前までに次の提出書類を所属する支部長・地方本部長を経由して専務理事あてに提出してください。
●特別記念局: JARLでは年度毎に特別記念局の開設計画をたてており、例えば令和5年度分(令和5年4月〜令和6年3月までに開設する局)については、令和5年1月末までに所属する支部長・地方本部長を経て専務理事あてに提出してください。
※特別局または特別記念局の開設を希望する場合には、事前に所属する支部の支部長にご相談ください。

(提出書類)
 (1)開設申出書【doc文書
 (2)収支予算案【doc文書
 (3)運営委員会組織図・体制図(様式任意)
 (4)運用計画書(様式任意)
 (5)運用スケジュール(様式任意)
 (6)開設を予定している行事等を説明・紹介しているパンフレット等
 (7)行事等の主催者から局の開設に関する同意書(様式任意)
 (8)行事等の主催者または開設場所責任者から局の設置に関する同意書
 (9)防護指針(移動しない局を開設する場合)
コールサイン 特別局と特別記念局のいずれもプリフィックスが8Jや8Nで始まるコールサインにかわりはありません。
8J○又は8N○の字の次に、1字以上5字以下のアルファベット又はアルファベットとアラビア数字を組み合せたもの(ただし、最後の字はアルファベットであること)を付したもの (○には各エリアを示す数字がはいります)


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