平野小ARISSタイトル
 2月18日16時59分、ISS(国際宇宙ステーション)のクルー、Donからの応答が聞こえてきました。
 2001年の入間市、そして2002年8月の大阪府池田市に続き、一つの学校では最初のARISSスクールコンタクトが、神戸市西区の神戸市立平野小学校(三木博志校長)で実施され、成功をおさめました。
 今回のチャレンジは、2002年の夏休みにJARL兵庫県支部の有志が同校でおこなった「親子ラジオ組み立て教室」をきっかけに、総合学習の授業の一環として取り組みが始まったものです。
 ARISS Japan運用委員会(安田委員 7M3TJZ)の承認と支援、準備・運用面では池田市でのプロジェクトを実施したJARL関西ハムの祭典実行委員会ARISSプロジェクトのスタッフ、日本アマチュア衛星通信協会(JAMSAT)の協力で、平野小学校プロジェクトはスタートしました。
 無線局免許は1月24日に8N3HESのコールサインでおり、サフィックスはHirano Elementary Schoolの頭文字からとったもの。この局は平成15年4月2日までの有効期間を限定したARISSのための社団局で、JARL特別局やJARL特別記念局とは異なります。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 具体的な交信日については当初、2月12日に実施内定の連絡がありましたが、2月1日にスペースシャトル「コロンビア」の事故が発生、一時は実施が悲観視されましたが、予定日時は約一週間延期され、18日ということになりました。
 そしていよいよ2月18日。昼過ぎには総勢20名余のスタッフが集合し機器やシステムのチェック、子どもたちへのレクチャーなど最後の準備を行いました。
 2月18日16時59分、ISS(国際宇宙ステーション)のクルー、Donからの応答が聞こえてきました。
「交信相手のDonからの応答が確認されたとき、一番喜んだのは質問する子どもたちではなく自分自身だった」と語るのはメインオペレーターを務めた田中兵庫県支部長(JG3QZN)。
 終了後に涙ぐむ子どももいて、わずか10分間の交信でも子どもたちに大きな喜びと感動を与えたに違いありません。
 最後に、ご協力くださった各方面の方々に心からお礼を申しあげます。
(de:JA3FKM)


晴れてISSと交信する子供たち

2月18日、ARISS Japanとしては3番目のスクールコンタクトが神戸市西区の神戸市立平野小学校でおこなわれた。


ISSのモデル

当日の緊張感が伝わってくる全景(左)
平野小学校卒業生の一人が作った、ドイツレベル社製のISSプラモデル(右)も展示された。


詳しくは「平野小スクールコンタクト」のホームぺージへ



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